映画トレーニングとは

映画やドラマのワンシーンを観ながら、登場人物の気持ちや人間関係を一緒に考えてみる時間です。「なんであの人は怒ったんだろう？」「自分だったらどう感じるかな？」「こんなとき、どう言葉をかけたらいいかな？」そんなことを、みんなでゆっくり話しながら、人との関わり方や感情のヒントを学ぶプログラムです。
難しい勉強ではなく、「観る・感じる・話す」の3ステップだから、気負わずに自然とコミュニケーションの練習になります。
「人づきあいが苦手」「気持ちの切り替えがむずかしい」そんなお悩みがある方も、まずは映像の中の世界から、やさしく“対人関係のコツ”を見つけていきましょう。

目的

発達障害などによって、生活やお仕事で苦労をされる方を対象に、自己理解を深め、コミュニケーションの練習をし、生活をしやすくするために開発されました。

1. 他者の気持ちを考えコミュニケーションの練習をするプログラムです。
2. 他の参加者と内容を共有することで、お互いの共通点や相違点を見出しましょう。
3. 映画を見る中で感じた気持ちや思い出した経験を話して分かち合うことで、自分の歩みを振り返り、お互いに対する理解を深めていきましょう。
4. 自分自身に合った「処世術（世間の渡り方）」を身につけましょう。

実施内容

1. 1ヶ月で1本の映画を視聴する（1回約30分、全4回）。
2. 1つまたは2つの場面について、登場人物の気持ちを想像して用紙に記載する。
3. 小グループで、記載した内容について話し合う。
4. 質問場面を再度視聴後、全体振り返りを行う。